春の肝臓の不調に効く薬膳料理「ムール貝の佃煮と山菜おこわ」

「ムール貝の佃煮と山菜おこわ」レシピ

春先の肝臓の働きを整える。
春は気温が暖かくなり活動的になることで、血を造る肝臓に無理がかかります。肝臓の過活動を抑え働きを助ける薬膳料理を、「肝の働きを高め造血を促す」食材のムール貝・ニンジン、「肝の過剰な働きを抑える」食材のわらび、「胃腸の働きを高める」食材のもち米・タケノコで作る。
ムール貝の佃煮(2人分)
①ムール貝(冷凍)10粒
②生姜適量(5mm輪切りほど)
③醤油大さじ1
④酒大さじ1
⑤みりん大さじ1
⑥砂糖大さじ1
山菜おこわ(2人分)
⑦山菜ミックス1袋
⑧ニンジン小1/3本
⑨米0.5合
⑩もち米
(無ければ、切り餅)
0.5合
(50g)
⑪本だし(顆粒)5g
⑫酒大さじ2
⑬醤油小さじ1
⑭みりん大さじ1
佃煮の作り方
1.生姜をみじん切りにします。
2.ムール貝(冷凍)は、自然解凍して入水で洗います。
3.鍋に貝が浸るくらいの水と酒(大さじ1)を入れ、沸騰させます。沸騰したらムール貝を入れて、30秒ほど煮て器に取り出します。(臭みとり)
4.鍋に1.とムール貝と全ての調味料②③④(大さじ1)⑤⑥を入れ、中火にかけます。
5.焦げないように煮詰めて、汁気が無くなりとろみがついたら、器に盛ります。
おこわの作り方
1.ニンジンを千切りにする。山菜ミックスをザルに開け、水洗いする。
2.米ともち米をとぐ。(もち米は砕けやすいので強く洗わない)
3.⑪⑫⑬⑭の調味料を炊飯器に入れる。米も入れ、規定量まで水を入れる(もち米の代わりに切り餅を使う場合は、1合分の水を入れ、切り餅も片側に寄せて入れる)。
4.上から、山菜ミックスと人参を入れる。(切り餅を使う場合は、切り餅に触れないように)
5.炊飯器のスイッチを入れ、炊きあがったら、一度、山菜ミックスと人参を取り出し、米のみをよく混ぜる。
6.米が混ざったらら、山菜ミックスとニンジンを戻し、軽く混ぜてます。(混ぜすぎると、山菜の形が崩れてしまいます。)
7.器に盛って、上から佃煮をのせます。

食材の特徴
ムール貝 <薬膳学>
血虚(血が足りていない状態)、気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)に効果的とされる。肝と腎の働きを助け、血の生成を促す作用がある食材とされている。
<栄養学>
ビタミンB12が非常に豊富で、赤血球の合成を助け造血を促したり、傷ついた神経細胞を修復し、脳や心の疲れを和らげます。また、タウリンが豊富で、肝臓の機能を高める働きがあります。
うるち米・もち米 <薬膳学>
気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)に効果的とされる。食欲不振のときに、身体を温め胃の働きを高め、滋養強壮する食材とされている。
<栄養学>
赤血球膜を作るタンパク質の合成に必要な亜鉛、赤血球の生成を助ける銅が豊富で、造血を助ける効果がある。
なめこ <薬膳学>
気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)に効果的とされる。消化を助け胃腸の働きを良くする食材とされている。
<栄養学>
食物繊維(不溶性食物繊維)が豊富。ヌルヌル成分であるムチンが、胃の粘膜を保護して胃酸による胃の炎症を防ぐ効果がある。また、β-グルカン・ビタミンDが豊富で、免疫力を高める効果がある。
わらび <薬膳学>
水滞(排出するべき湿が滞留している状態)に効果的とされる。身体の余分な熱を冷ます作用、身体の余分な水分を代謝する作用があるとされる。
<栄養学>
ビタミンB2が豊富で、タンパク質の生成を促すことで美肌・滋養強壮効果がある。また、葉酸が豊富で、造血を助ける作用・細胞の新陳代謝を助ける作用がある。また、カリウムが豊富で体内の塩分を尿として体外に排出する作用がある。
生姜 <薬膳学>
気滞(気が足りているが滞っている状態)、淤血(おけつ:血が汚れている状態)に効果的とされる。血行を促進し、新陳代謝を高め、身体を温め食欲を増進する作用がある食材とされている。
<栄養学>
ショウガオールが血行促進する作用がある。また、ポリフェノール種(クルクミン)が肝臓の解毒機能を強化し肝機能を向上する。更に、抗糖化作用(糖がタンパク質と結びついて変質させてしまうことを防ぐ作用)があるため、アンチエイジング効果も持つ食材です。
ニンジン <薬膳学>
気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)、血虚(血が足りていない状態)に効果的とされる。肝機能を上げ、免疫を高める食材とされている。
<栄養学>
βカロテン・ビタミンAが豊富で粘膜を強くして消化吸収力や免疫力を高めます。フラボン類(ルテオリン)が抗酸化、肝機能を高める効果がある。
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