肝臓の働きを高め滋養強壮する薬膳料理「パエリア」

「パエリア」レシピ

胃腸と肝臓の弱りからくる体力低下を強壮する。
湿気・気温の変化から胃腸・肝臓が弱ることで低下する体力を、「抗酸化作用とタウリンが肝機能を整える」食材のエビ・イカ・鶏肉・パプリカ、「カリウムが余分な湿の排出を助ける」食材のトマト・あさり、「胃腸の働きを高める」食材の玉ねぎ・サフランで改善する。
※温性の鶏肉・サフランと涼性のトマト・アサリを組み合わせることで、身体を冷やし過ぎないようにします。暑くはないけど身体を冷やす機会が多くなる5月・6月の梅雨の前中盤期にお奨めです。
(3人分)
①エビ5~6尾
②アサリ約10個
③イカ(角切り)約10個
④ミニトマト4~6個
⑤パプリカ1/2個
⑥玉ねぎ1/2個
⑦ニンニク(スライス)適量(約6枚程度)
⑧トマト1個半
⑨白ワイン50~100ml
⑩オリーブオイル大さじ2
⑪白ワイン大さじ2
⑫米2合
⑬水400cc
⑭パエリアのもと適量
⑮塩胡椒適量
⑯オリーブオイル大さじ2+4
作り方
1.米は調理する1時間以上前に洗い、ざるにあけて乾燥させておきます。砂抜きされていないアサリは、海水程度(3%)の塩水に浸し、半日ほど置いておく。
2.(皮が気にならない方は必要無し)トマトを沸騰したお湯に15秒ほど入れてから、直ぐに冷水につけ、包丁で軽く切れ目を入れて皮を剥き、細かく切っておく。(手間な場合は、トマトの水煮缶:100gを使用してもOK)
3.パプリカを2㎝幅に切る。玉ねぎをみじん切りにする。プチトマトを半分に切る。エビとあさりを綺麗に洗い、キッチンペーパーで軽くふく。
4.フライパンにオリーブオイル(大さじ2)とニンニクを入れ、香りが出てきたら鶏肉とパプリカを入れ、塩胡椒を入れ白ワインを振り、中火で炒めてから別の器に移す。
5.4.のフライパンに、魚介類を入れ、塩胡椒を入れ白ワインを振り、中火であさりが開くまで炒め、4.とは別の器に移す。
6.5.のフライパンで玉ねぎを火が通るまで炒め、そこに、オリーブオイル(大さじ4)を注いで再び火にかけ、湯むきして細かく切ったトマトを入れて炒める。米を加えてさっと炒めたら水400ccとパエリアのもとを入れて混ぜながら、水分が少なくなるまで中火で5~7分間煮込み、その後、蓋をして弱火で5分間煮込んだら、一度火を止め、あらかじめ炒めておいた魚介類・パプリカ・トマトをきれいに並べ、蓋をして弱火で5~7分間蒸す。最後に、蓋を外し、完全に水分が無くなるまで火にかける。
7.鶏肉をのせて、フライパンのまま食卓に出し、お好みによりレモンなどを振りかけて食べる。

食材の特徴
鶏肉 <薬膳学>
気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)、血虚(血が足りていない状態)に効果的とされる。滋養強壮、身体に潤いを与える食材とされている。
<栄養学>
タンパク質の他、新陳代謝を高めて疲労を回復するビタミンB1、ナイアシンが豊富に含まれており、滋養強壮に効果がある。
エビ <薬膳学>
気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)に効果的とされる。身体を温め、滋養強壮する作用があるとされている。
<栄養学>
ビタミンB12とタウリンが豊富で、肝機能を高め造血・タンパク質生成を助けて滋養強壮する効果がある。ビタミンE・アスタキサンチンが含まれ抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できる。
アサリ <薬膳学>
血虚(血が足りていない状態)、水滞(排出するべき湿が滞留している状態)に効果的とされる。身体の余分な水を取り除き、むくみを解消する、身体を冷ます作用がある。また、血を補い、精神を安定させる作用がある。
<栄養学>
ビタミンB12が豊富で、タンパク質生成を促進する、神経細胞を修復し神経障害(不眠など)を改善する効果がある。タウリン・鉄分が豊富で肝機能を高め造血を助けて滋養強壮する効果がある。
イカ <薬膳学>
気虚(血・水・気を巡らせる力の低下)、血虚(血が足りていない状態)に効果的とされる。血を補い、滋養強壮に効果的な食材とされている。
<栄養学>
高タンパク質・タウリン・亜鉛が豊富で、肝機能・腎機能を高め造血・タンパク質生成を助けて滋養強壮する効果がある。
玉ねぎ <薬膳学>
気滞(気が足りているが滞っている状態)、淤血(おけつ:血が汚れている状態)に効果的とされる。血のめぐりを良くする作用があるとされている。
<栄養学>
硫酸アリル、ポリフェノール類(ケルセチン)が血液をサラサラにする、ビタミンB6がタンパク質生成を促進する効果がある。
トマト <薬膳学>
水滞(排出するべき湿が滞留している状態)に効果的とされる。身体をの余分な熱を冷ます作用、胃腸の働きを高め消化吸収を助ける作用がある食材とされている。
<栄養学>
βカロテン・ビタミンA・ビタミンCが豊富で粘膜を強くして消化吸収力や免疫力を高めます。リコピンが豊富で強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果を期待できる。
ニンニク <薬膳学>
気滞(気が足りているが滞っている状態)、淤血(おけつ:血が汚れている状態)に効果的とされる。身体を温めて、血行を良くする食材とされている。
<栄養学>
ビタミンB6が多く新陳代謝を高め、硫酸アリルが血液をサラサラにし血行を促進する効果がある。
サフラン <薬膳学>
気滞(気が足りているが滞っている状態)、淤血(おけつ:血が汚れている状態)に効果的とされる。薬としても使われ、身体を温めて、血行を良くする食材とされている。特に、婦人の血の道の薬として更年期障害、月経困難、無月経、月経過多などに用いられる。
<栄養学>
糖質の代謝を助け疲労を回復するビタミンB1、新陳代謝を促進するビタミンB2・B6が豊富で、滋養強壮を促す。マグネシウム・鉄・カルシウムなどのミネラルが豊富で、身体の新陳代謝を整えます。黄色色素のクロセチンには神経細胞に作用し、記憶障害を改善する効果があり、また、香り成分のサフナールは、体を温め血行を高めて、発汗を促します。
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